AIの利活用

CACは、CAC Vision 2030「テクノロジーとアイデアで、社会にポジティブなインパクトを与え続ける企業グループへ」の実現に資するものとして、AI(人工知能)を中核技術の一つに位置付けて技術開発と社会実装に取り組んでいます。一方で、AIにはさまざまな法的・倫理的問題が生じ得ることも理解しています。そのためCACは、AIの開発や利活用にあたっては、人間を中心とする考えを原則とし、公平性や安全性、利用者の安心を十分に考慮するなど、AIの適正な利活用に努め、それによって新しい価値創造を行っていくことを目的に、AI基本方針を定めています。

<CACのAI基本方針>

  • 共創を通じたAIイノベーション
    AIの開発や運用、利活用において様々なステークホルダーとの対話を通じ相互理解を図ります。また、当基本方針にも記載した他の方針に留意しながら、AIを継続的に改善し、イノベーションを促進いたします。
  • 公平性の追求
    不当な差別・バイアス、特定の世界観がAIに取り込まれ強化されないよう、AIが学習するデータの質に留意し、かつ各種設定の検討において配慮いたします。
  • 透明性の向上
    AI学習や運用工程における透明性を確保し、AIの判断根拠が人間にとってわかりやすい形で提示されるよう努力いたします。
  • 安全性の確保
    AIが意図しない結果をもたらし人間に危害を及ぼすことが無いように安全性の確保を優先いたします。
  • セキュリティとプライバシー
    AIの利活用において想定外の悪影響が及ばないよう、セキュリティの確保とプライバシー尊重に努め、安心感をもって利用いただけるAIを提供いたします。
  • 人材の育成
    AIの開発や運用、利活用を推進する人材を育成、その人材が事業を担うことにより、よりよい社会づくりに貢献いたします。
  • 法令順守
    当社が事業を行う国や地域の法令を遵守したうえでAIを利活用してまいります。