Windows Virtual Desktop(WVD)用語集

Windows Virtual Desktop(WVD)に関わる用語をピックアップしてまとめています。

今後も順次用語の追加・更新を予定しています。

お調べになりたい用語の「頭文字」からお探しください。

A~G

アプリケーショングループ(Application Groups)

ホストプール内のデスクトップやアプリケーションを論理的にまとめたグループで、Desktop Application Group と RemoteApp Application Group がある。

デスクトップアプリケーショングループ(Desktop Application Group)

アプリケーショングループ(Application Groups)の一種でデスクトップサービスを提供するグループ。
デスクトップサービスを利用するアカウントの割り当てを行う。

FSLogix

FSLogix社によって作られたローミングプロファイルソリューション。FSLogix社は、2018年にマイクロソフト社に買収され、WVDにて無償での利用が可能となっている。

FSLogixは、以下のユーザープロファイル管理機能を提供している。

  • Office Containers
  • Profile Containers
  • Cloud Cache
  • Application Masking
  • Java Version Control
  • WVDでは主にプロファイルコンテナ機能を利用して、ユーザープロファイル全体をVHD(X)ファイルにしてサーバー上に保管し、ユーザーがサインインする際にこのVHD(X)をマウントしてユーザープロファイルとして利用する。

H~N

ホスト プール(Host Pool)

WVD 環境内にある 1つまたは複数のセッションホスト(仮想マシン)をまとめたもの(集まり)。

セッションホストに対してユーザーを 1 対 1 で紐付ける Personal (個人用)タイプと1つのセッションホストを複数のユーザーで利用する Pooled (プール)タイプがある。プロパティ設定での負荷分散アルゴリズムの選択やRDPプロパティ設定にてデバイスのリダイレクトやディスプレイなどの設定が可能。

O~U

リモートアップアプリケーショングループ(RemoteApp Application Group)

アプリケーショングループ(Application Groups)の一種でアプリケーションサービスを提供するグループ。

利用させたいアプリケーションを定義し、サービスを利用するアカウントの割り当てを行う。

セッション ホスト(Session Host)

WVDサービスを提供する仮想マシン。

リモートデスクトップサービスのクライアントに対してWindowsベースのプログラムや Windowsデスクトップ全体をホストする仮想マシン。

Start VM on connect feature for Windows Virtual Desktop

ユーザーがWVDに接続した際にセッションホスト(仮想マシン)を起動する機能。

この機能は、利用料金を節約するために停止(割り当て解除)している仮想マシンをユーザーが接続時に自動起動することが可能。

2021/04/07よりパブリックプレビュー。

パブリックプレビュー時点での制限事項は以下の通り。

  • ホストプールのプロパティ画面にて[検証環境]設定が有効化されていること
  • この設定は個人用(Personal)のホストプールにのみ適用可能
  • この設定にはPowerShellおよびRestAPIからのみアクセス可能

V~Z

Windows 10 Enterprise マルチセッション機能

1台のWindows 10 仮想マシンを、複数のユーザーで利用可能とする機能。

この機能により、通常1ユーザーにて1つの仮想マシンを利用していたものが、複数ユーザーで1つの仮想マシンの利用することとなるため、OS稼働にともなうオーバーヘッド等が削減され、より少ないリソースでの利用が可能となる。また、Azureの仮想環境上にて仮想マシンを集約・管理することでバージョン管理やセキュリティパッチ運用負荷の軽減が可能。

ただし、1つの仮想マシンを複数ユーザーで利用するため、管理者権限の利用やアプリケーションのデータの保管場所等いくつかの注意点があり、通常のWindows 10 の利用と完全に一致するものではない。

WVD(Windows Virtual Desktop)

Windows Virtual Desktop は、クラウド(Microsoft Azure)上で実行されるデスクトップおよびアプリケーションの仮想化サービス(2019年3月にパブリックプレビュー、2019年9月に一般公開)。

WVDへの接続は、Windows、macOS、Android、iOS搭載デバイスにネイティブ アプリケーション(リモートデスクトップアプリ)をインストールする、もしくはHTML5 対応ブラウザ(Webクライアント)より可能。

HTML5 対応ブラウザとサポート対象 OSの組合せ:

ブラウザ OS
Microsoft Edge Internet Explorer Windows
Apple Safari macOS
Mozilla Firefox Windows、macOS、Linux
Google Chrome Windows、macOS、Linux、Chrome OS

WVDの主な特徴は以下の通り。

  • Windows 10 のマルチセッション対応 OS を利用することが可能
  • Microsoft が提供するクラウドサービス(Office 365等 )へ効率的な接続が可能
  • FSLogix社のプロファイル管理技術を追加費用なしに利用可能
  • Windows 7の3年間(2023年1月まで)の無償拡張サポート
  • Microsoft 365の特定ライセンスを保有していれば、WVDの管理機能(コントロールプレーン)を無償で利用可能

WVDの特徴に関する詳細はこちら

Windows Virtual Desktop(WVD) クライアント

Windows Virtual Desktop クライアントを起動して、公開されている Windows デスクトップやアプリケーションに接続する。 デバイスにネイティブアプリケーション (リモートデスクトップアプリケーション)をインストールするか、 Windows Virtual Desktop HTML5 (Web クライアント)を使用し、Windows、macOS、Android、iOS搭載デバイスから接続が可能。

Windows Virtual Desktop Specialty

WVD専門のマイクロソフト社認定資格。

試験 AZ-140:「Microsoft AzureでのWindows仮想デスクトップの構成と操作」に合格することで認定される。

現時点(2021/04/21)ではベータ版で言語も英語のみの試験となる。

出題範囲と比率は以下の通り。

  • Windows仮想デスクトップアーキテクチャを計画する(10-15%)
  • Windows仮想デスクトップインフラストラクチャを実装する (25-30%)
  • アクセスとセキュリティを管理する(10-15%)
  • ユーザー環境とアプリを管理する(20-25%)
  • Windows仮想デスクトップインフラストラクチャを監視および保守する(20-25%)
  • WVD 負荷分散タイプ

    Windows Virtual Desktop の負荷分散方法。

    負荷分散の方法は、以下の2種類。

    深さ優先(Depth-First)

    ログイン時にホストプール内の使用可能なセッションホスト(仮想マシン)のセッション数が上限に達しない限り、新たなセッションホストの起動は行わず、現在稼働中のセッションホストに接続する。セッションホストの稼働数を減らすことにより利用費用の節約を優先させる方法。

    幅修正(Breadth-First))

    ログイン時にホストプール内の使用可能なセッションホスト(仮想マシン)の内、セッション数が最も少ないセッションホストに接続する。各セッションホストの利用率を下げてパフォーマンスを優先させる方法。

    WVD利用ライセンス

    WVDの利用には以下のライセンスが必要。

    • Windows 10 (シングルセッション/マルチセッション)、Windows 7 (シングルセッション)利用
      Windows E3 / E5 / A3 / A5
    • Windows 10 (シングルセッション/マルチセッション)、Windows 7 (シングルセッション)+Office365アプリケーション利用
      Microsoft 365 E3 / E5 / A3 / A5 / F3 / Business Premium
    • Windows Serverをセッションホストとして利用
      RDS-SA CAL

    通常VDIにてWindows 10仮想マシンをユーザーが利用する際には、VDA(Virtual Desktop Access)ライセンスやOSのライセンスが別途必要となるが、WVDは上記のWindows または Microsoft 365 ライセンスを既に持っていれば、Azure費用(仮想マシンやストレージなどの使用料)だけで利用が可能。また、WVDの管理機能(コントロールプレーン)部分はマイクロソフト社管理となり、企業のIT管理者は仮想マシンの管理が主となる。

    WVDのライセンスや費用に関する詳細はこちら

    ワークスペース(Workspaces)

    ワークスペースは、登録済みのアプリケーショングループにて提供するアプリケーションをユーザーへWVD クライアントアプリケーションを通じて提供する。

    既定では、デスクトップ アプリケーショングループが作成される。

■著者プロフィール

株式会社シーエーシー
アドバンストテクノロジー本部 クラウドテクノロジー部
岩崎 伸由

長年にわたりITインフラ(メインフレーム、Windows Server~クラウド)の構築・運用案件に参画。
現在は、Windows Virtual Desktop(WVD)の構築サービスの提案や構築・検証サポートを担当している。

Windows Virtual Desktop(WVD)構築サービスに関する資料やお問い合わせ

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