日本初!ピザハット様「おいしさAI 解析CM」に「心sensor」が採用されました

世界最大のピザチェーン「ピザハット」を展開する日本ピザハット株式会社様(以下、ピザハット)の日本初の「おいしさAI解析CM」(*1)でCACの技術が活用されました。新CMで使われたのは、感情認識AIによる動画分析サービス「心sensor(ココロセンサー)」。

新CMは、すでに2018年12月1日から北海道をはじめ順次オンエアが始まっていますが、いよいよ12月21日から首都圏や関西でもオンエアが始まります。

こちらでは、ピザハット新CMでの「心sensor」活用の様子をレポートします。

*1:2018年9月27日時点、CM総合研究所調べ。

日本初!「おいしさAI 解析CM」とは

おいしさAI解析CMの1シーン(提供:ビザハット)
おいしさAI解析CMの1シーン(提供:ビザハット)

ピザハットでは2018年から新スローガン「おいしいは、愛だ。」のもとで、新メニューの開発など様々な取り組みを行っています。

おいしいピザは人を笑顔にする、という思いを持つピザハットが今回注目したのは、おいしさと人の幸せの関連性。

同社が2018年8月に全国20,000人を対象に行なったアンケート調査の結果、おいしいものを食べることと人が幸せを感じることとは強く関連づけられている体験と言えることが分かりました。

ピザハットはこの関係性をCM で表現することをクリエイティブエージェンシーのENJIN とともに企画しました。

動画分析サービス「心sensor」を使って「しあわせ指数」を開発

動画「おいしさAI解析CMの裏側」の1シーン(提供:ビザハット)
動画「おいしさAI解析CMの裏側」の1シーン(提供:ビザハット)

おいしさと人の幸せの関係性をCMで表現するために、ピザハットが開発したのが「しあわせ指数」です。

この「しあわせ指数」開発のツールとして、CACの感情認識AI による動画分析サービス「心sensor」が採用されました。

「心sensor」では、34のフェイスポイントにある表情筋の動きを感情認識AI が解析し、以下の分析が可能です。

  • 21種類の表情認識
  • 7種類の感情認識
  • 2種類の特殊指標(①ポジティブ/ネガティブ ②表情の豊かさ)

今回のCM企画では、「しあわせ指数」が計測可能となるよう「心 sensor」のパラメータを組み合わせたカスタマイズ開発を行いました。

CM の撮影では同社のピザを食べている出演者たちの「しあわせ指数」を計測するとともに、ピザを食べることで幸せを感じている様子をユニークなビジュアルで表現。

こうして、日本初の「おいしさAI 解析CM」が誕生したのです。

「心sensor」を採用したピザハットの新CM動画、CM制作の裏側の動画を以下のピザハット特設サイトでもご覧いただけます。

ピザハット特設サイト:
https://pizzahut.jp/pc/general/include/shiawase_premium4.html

「心sensor」の特徴

ピザハットのCMで採用された「心sensor」は、動画に映る人物の表情と感情をAIで分析できるサービスです。

分析する動画は、ユーザー保有の動画のほか、PCに接続したカメラで撮影している人物の表情のリアルタイム分析も可能です。

心sensorのビューアでの分析結果イメージ
「心sensor」での動画分析イメージ

分析結果は、動画再生に合わせてビューア画面で表情や感情を表す時系列のグラフで確認でき、数値による感情ログファイル(CSV形式)の出力やサマリーレポートの出力(円グラフ、ヒストグラム、ヒートマップなど)もできます。

「心sensor」の機能は以下で詳しくご覧いただけます。

サービス紹介|心sensor|Affectiva×シーエーシー

「心sensor」は、感情認識プラットフォームに米Affectiva社の製品を利用してCACが独自開発したサービスです。同社は感情認識AIのリーディングカンパニーであり、CACは日本と中国における同社の唯一の正規代理店です。

Affectiva社の感情認識AIは、世界87ヵ国以上から収集された800万人以上の顔画像データを基にDeep Learningで感情分析を行っています。

Affectiva社の感情分析は、FACS(Facial Action Coding System:顔面動作符号化システム)と呼ばれる表情理論に基づくアルゴリズムを採用しています。FACSは、視認可能な顔の動きの包括的な測定のためにPaul Ekmanらによって1978年に開発された分析ツール・表情理論で、膨大な実証研究からその有効性が証明されています。

顔画像の世界最大級のビックデータ活用と、表情に関する確かな理論の双方が「心sensor」の高い精度の分析を可能にしているのです。

こうした「心sensor」の特徴により、今回のピザハットによる日本初の「おいしさAI解析CM」では、「おいしさの可視化」とも言えるユニークな試みに貢献することができました。

今後もCACは、感情認識AIをより多くのお客様が、より利用しやすくなるように、サービスの改善を続けていきます。

「心sensor」などCACの感情認識AIサービスの詳細は以下をご覧ください。

人の感情を認識するAI「Affdex」|Affectiva×シーエーシー

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