QBICのワーキンググループで「みちびき×ブロックチェーンを用いた配達員保険システム」
の実証実験について講演

2023年3月28日
株式会社シーエーシー

2023年3月14日(火)、高精度衛星測位サービス利用促進協議会(QBIC)の第24回社会実装推進(拡大)WGにおいて、当社の薮下智弘がオンライン講演会に登壇しました。

QBICは、準天頂衛星「みちびき」サービスによる衛星測位を利活用した新事業の創出を目的に活動する民間の協議会です。

講演テーマは、当社が考案し、内閣府などによる「みちびきを利用した実証事業」に採択された「みちびき×ブロックチェーンを用いた配達員保険システム」の実証実験です。この実証実験は、「みちびき」の位置情報を活用してフードデリバリーサービス配達員の走行状況をモニタリングし、その情報と連動する保険システムがあれば、社会問題化した危険走行を減らせるのではないか、という着想から企画されました。

講演では、本実証実験の企画の背景やシステムの特徴、ブロックチェーンが果たす役割とその仕組みについて説明しました。講演の最後には、将来の展望として、ブロックチェーン技術を活用し、今回対象にした自転車のフードデリバリー配達員だけでなく、一般の自動車や電動キックボードの利用も対象にした保険展開も見据えました。

  • 画像:講演会で使用したスライドの一部-1
  • 画像:講演会で使用したスライドの一部-2

画像:講演会で使用したスライドの一部

講演後の質疑応答では、「建物などが多い街中での精度はどうなのか」「(データのやりとりに関する)プライバシーの観点で問題はないか」などの質問が寄せられ、聴講者の関心の高さがうかがわれました。

CACでは今後もブロックチェーン技術による社会課題の解決やビジネス革新の取り組みへの支援を進めてまいります。

講演で取り上げた実証実験については、以下の記事で詳しい内容をご覧いただけます。

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