CACとモリーオ、医療データ解析の合弁会社を設立
~心電図解析のクラウドサービスを医療機関に提供~

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2016年4月4日
株式会社シーエーシー
モリーオ株式会社

企業向けITサービスおよび業務受託サービスを展開する株式会社シーエーシー(本社:東京都中央区、代表取締役社長:酒匂明彦、以下CAC)と医療機関を対象に心電図解析事業を展開するモリーオ株式会社(本社:岩手県盛岡市、代表取締役社長:水沼吉美、以下モリーオ)は、共同出資により、医療データのクラウドサービスを手掛ける新会社「株式会社エムハート」を2016年4月1日に設立しました。新会社はシステムの開発、各種認可の取得、心電図解析ソフトの薬事承認などを経て年内にもサービス提供を開始する予定です。

CACは、「年金」「医療」「介護」など社会保障領域の課題解決に貢献する事業に注力しています。なかでも医療分野では、健康寿命の延伸が医療費の削減と社会保障の充実した豊かな社会創りに繋がると考え、「予防医療の普及」に貢献するITサービスの事業化に取り組んでいます。

モリーオは、循環器専門医および通信技術者で構成される岩手医科大学発のベンチャー企業です。研究開発型企業であることから、現業の心電図解析事業に留まることなく「より身近に、より手軽に」心電図検査が受診できる社会の実現を理念に掲げ、国際標準規格(MFER規格 ※1)に則った新型の心電計システムの開発に取り組んでいます。

新会社のサービスを利用する医療機関は、クラウド上の解析ソフトをランニング費用のみで利用でき、MFER準拠の複数の心電計を選択するメリットが得られます。

新会社は、低価格、即応性、専門医の支援、および国際標準規格を備えた本サービスの特徴を活かし、国内では、これまで心電図検査を導入していない中小医療機関への普及拡大と、海外では、日本の高品質な医療サービスの輸出に向けた事業展開を迅速に行ってまいります。

  • 1 心電図、脳波、呼吸波形など医用波形を相互利用するための「日本発:世界標準規約」

■合弁会社のコンセプト
高齢者に多くみられる「心房細動が原因で発症する脳梗塞」や、各国で増加傾向にある「糖尿病患者が抱える心臓病リスク」の早期発見・重症化予防の診断は、心電図検査が基本と言われています。新会社は、社会的背景から増加の一途をたどる心疾患の予防のため「多くの方が心電図検査を受診できる」環境を提供し、『国民の健康寿命が延伸する社会 ※2』に寄与する企業を目指します。

  • 2 新たな成長戦略 ~「日本再興戦略-JAPAN is BACK-」~ 戦略市場創造プラン

■新会社のサービス内容
心電図解析のクラウド型プラットフォームを構築し、利便性の高い解析サービスを求める医療機関と読図の専門知識・スキルを持った解析医師・技師をネットワークで繋ぎます。「自動解析のみ」、「技師によるデータ解析」、「医師による所見レポートの提供」など、データの内容や医療機関の求めに応じて、異なるレベルのサービスを提供します。 取り扱うデータはMFERに準拠しており、国内外の心電計メーカーの参加を計画しています。

■新会社の概要
会 社 名:株式会社エムハート
所 在 地:岩手県盛岡市
代表取締役:水沼 吉美
事業内容 :医療情報システムの開発・販売
設   立:2016年4月1日
資 本 金:2千5百万円
出資比率 :CAC 49%、モリーオ 51%

<モリーオ株式会社の概要>
所 在 地:岩手県盛岡市中央通2丁目11番12号 明治中央通ビル4階
代 表 者:代表取締役 平盛 勝彦(前岩手医科大学第二内科学講座教授)
      代表取締役 水沼 吉美(水沼内科循環器クリニック院長)
資 本 金:6千750万円
事業内容:全国の医療機関を対象に心電図解析事業を展開
URL:http://www.morioh.co.jp/

<株式会社シーエーシーの概要>
所 在 地:東京都中央区日本橋箱崎町24 番1 号
代 表 者:代表取締役社長 酒匂 明彦
資 本 金:4億円(東証一部上場 株式会社CAC Holdingsの100%子会社)
事業内容:システム構築サービス、システム運用管理サービス、業務受託サービス
URL:http://www.cac.co.jp/

[商標等について]
本資料に記載されている社名、製品名等は各社の商標または登録商標です。

■本リリースに関するお問い合わせ先
株式会社シーエーシー
広報担当
TEL : 03-6667-8021

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