国内初のブロックチェーン業界団体「ブロックチェーン推進協会」へ加入
~ブロックチェーン技術の普及啓発、研究開発、関連投資、および海外ブロックチェーン団体との連携を推進~

2016年6月27日
株式会社シーエーシー

このたび、株式会社シーエーシー(以下CAC)は、日本国内におけるブロックチェーン技術(※1)の普及啓発、研究開発、関連投資の促進、および海外ブロックチェーン団体との連携の推進などを目的とした「ブロックチェーン推進協会(BlockChain Collaborative Consortium、以下BCCC)」に加入しました。

■BCCC加入の背景と目的

CACでは、4月にフィンテック(※2)対応のための部署を新設しており、フィンテックの中核技術であるブロックチェーン技術の利活用を推進していきます。

現在、国内のブロックチェーン技術開発と実証実験は世界に対して遅れを取っていないにもかかわらず、その実績や技術情報が共有されていないため、複数のブロックチェーンプラットフォームが存在するものの、適用領域はほんの一部に留まっている状況です。
これに対し、BCCCは、どのプラットフォームに対しても「ニュートラル」であること、加えてグローバルに連携することを理念として掲げ、設立・運営されています。

また、CACは、独立系のシステムインテグレーターとして、創業以来、中立、かつ公平な立場でお客様のシステムのベストプラクティスを追及するとともに、グローバル標準・人材を活用したグローバル展開を図っており、BCCCの理念・趣旨に賛同し、ともにブロックチェーン技術の普及を推進していくために加入しました。

CACは、業界団体への加入等を通じ、お客様の既存システムに精通した業務特化型のシステムインテグレーターとして、既存システムと共存しつつ妥当なシステム移行を図るブロックチェーンソリューションについて検討・推進していきます。

<BCCCについて>

BCCCは、ブロックチェーン技術の未来を確信する国内有志メンバーが、相互に情報交換、切磋琢磨しながら、ブロックチェーンの普及啓発を行い、自らブロックチェーンの適用領域を拡大し、またブロックチェーン技術領域への資金調達支援を行うことによって、わが国産業の国際競争力増進に貢献するとともに、ブロックチェーン技術の進化にも寄与することを目的として設立されました。
さらに、世界のブロックチェーン団体とも連携しその情報を国内で配信するほか、BCCCで培われた技術と経験は、ブロックチェーン先進国として日本から世界へ向けて発信されます。
BCCC公式サイト :http://bccc.global/

※1:ブロックチェーン技術
ブロックチェーンとは、中央集中型のサーバや信頼できる第三者機関を介在せずに、P2P型ネットワークに参加する分散した端末相互で同じデータを共有し、分散型の合意形成により信頼性のあるトランザクション処理を実現する為の基盤技術です。
データの改ざんが困難で、データが消失しにくく、低コストでゼロダウンタイムが実現可能な技術として注目されています。
ビットコインをはじめとする仮想通貨の基盤技術として用いられ、特に金融分野での応用が期待され、実用化・普及に向け、各団体・企業で実証実験が進められています。

※2:フィンテック
フィンテック(FinTech)とは、Financial(金融)とTechnology(技術)を合わせた米国発の造語で、金融とITを融合させた新しい金融システム・ツールの革新的な活用を意味します。
ブロックチェーン技術をはじめとする技術革新や規制緩和、金融機関の取り組み姿勢の変化により、従来は、金融機関と大手ITベンダーにより提供されてきた金融サービスが、小規模のスタートアップ・ベンチャー企業の参入により再編されつつあります。

[商標等について]

本資料に記載されている社名、団体名等は各社、各団体の商標または登録商標です。

■本件に関するお客様からのお問い合わせ先

株式会社シーエーシー
金融ビジネスカンパニー グローバル&フィナンシャルテクノロジービジネス部
〒103-0015 東京都中央区日本橋箱崎町24番1号
TEL:03-6667-8031
E-mail:fin_blockchain@cac.co.jp

一覧に戻る

関連コンテンツ