Interview社員紹介
常に“いま”がいちばん
成長していると
胸を張れる自分でいたい。
吉川達哉
多国籍人材に囲まれて、
グローバルコミュニケーションスキルが
身に付きました。
―吉川さんはとても幅広い経験をお持ちですよね。
 現職に至るまでの経歴を教えてください。

入社して最初の仕事は、ERPパッケージのカスタマイズと導入サポート。業種業界問わず様々なプロジェクトを経験できたので、色んな業界の知見が高まったと思います。2014年からはグローバル人材を集めた社内プロジェクトにマネージャーとして参画しました。

―かなり多国籍なチームだったんですか?

10人くらいメンバーがいましたが、マレーシア、タイ、ニュージーランド、オーストラリア、インド、ペルーなど、様々な国籍のメンバーがいて、日本人は2人だけ。社内SEとして、色んな社内システムを整備しました。その次は、医薬システム開発プロジェクトにプロジェクトリーダーとして参画。外国籍のメンバーも多かったので、過去の経験が活きると思われたんじゃないでしょうか。

―今の部署にはいつから?

2017年の1月からです。当時の部長に声をかけてもらって。

―仕事や環境が変わることにストレスは感じなかったですか?

大変ではありましたが、ストレスとは思わなかった。もともと新しいことに挑むのは嫌いではないので。着任していきなり名古屋でのシステム保守のプロジェクトにアサインされたんですが、外国籍メンバーばかりの中でけっこう楽しくやってましたね。

―会話は英語ですよね?もともと話せたんですか?

全然です。TOEICも恥ずかしくて人に言えないような点数。でも、やっぱり頼れるのは自分だけですから、言葉を勉強するために毎日のように外国籍メンバーと飲みに行きました。そうしたら自然とインド英語が話せるようになっていた(笑) 彼らの英語、けっこう発音が独特なんです。

自動運転の最先端企業で、世界最高峰のエンジニアと働く。
―現在はどのような仕事を?

自動運転の研究開発企業で、感情認識システムの開発プロジェクトに参画しています。各国から最高峰のエンジニアが集まっており、オフィスもおしゃれで、通路にはセグウェイが走っている。シリコンバレーみたいな雰囲気ですよ。

―感情認識システムが、自動運転とどう関係するのですか?

車を運転しているときって、けっこう感情が揺れ動くじゃないですか。怒ったり、イライラしたり、眠くなったり、嬉しくなったり。そうした情報を、車を制御するための材料にするんです。イライラしているなと判断したときは車が勝手に制御を強めたり、運転手が眠そうだと判断したら自動で警告音を出したり。

―なんだか本当に未来の車みたいですね。

そうですね。近い将来に実用化をめざしています。

―え!PM兼営業ということ?そんなことあるんですか?

そうですね。あと、営業も兼任しています。新設部署なので、新規営業を強化する必要があったんです。それまでPMの経験は十分に積んでいましたが、営業についての知識はまったくなかったので「やってみないか?」と言われたときは二つ返事でOKしました。

―PMと営業は全然仕事の内容違いますよね?戸惑いはなかったですか?

本質的な部分は変わらないんですよ。PMは、開発メンバーをマネジメントしながらお客様の要望をかたちにしていきますよね。営業は、「こういうスキルを持った人材が欲しい」というお客様の要望に対して、最適なメンバーをアサインすることで応えていく。

―視野が広がりそうですね。

お客様の要望を聞き、メンバーをマネジメントして、要望をカタチにしていく。そのすべてに関われますからね。営業とPMの両方を担当することでやりがいは倍になりました。自分の裁量ですべてが決まるので、プレッシャーも大きいですけどね。

行ったことのない場所で
やったことのない仕事を、これからも。
―今後のキャリアビジョンを教えてください。

海外人材と働く経験を通じて、日本だけで仕事をしていたら技術面でも人間的にも視野が狭くなってしまうと感じたんです。もっと世界の人と対話しながら仕事する機会を増やしたいですね。

―やはり日本人と海外人材は全然違いますか?

良くも悪くも違います。例えば、日本人はお客様に提出するドキュメントはとても丁寧に作りますが、海外にその発想はありません。伝わりさえすればいいと思っているので、雑だけど、めちゃくちゃ仕事が早い。僕は、両方のいいとこ取りをしてバランスを取っている。そうしたアレンジ力というか、海外人材をマネジメントするスキルの価値は、今後さらに高まっていくと思います。

―海外で仕事がしたいという想いはありますか?

あります。今、後輩が3人ほどアメリカに赴任しているんですが、オフィスがニューヨークにあって、送られてくる写真がいちいち格好いいんですよ。去年遊びに行きましたが、自分が経験したことのない仕事にチャレンジしているのは、単純に羨ましかった。CACには、たくさんのグループ会社があり、僕がまだやったことのない仕事はいくらでもある。これからも未体験の仕事に挑みつづけて、常に“いま”がいちばん成長していると胸を張れる自分でいたいですね。

Profile
吉川 達哉ヨシカワ タツヤ
2007年新卒入社
産業ビジネスユニット
産業ソリューション第二部 第二グループ
業種業界に縛られることなく幅広い仕事に携わりたいと、独立系SIerであるCACに入社。以来、ERPソフトのカスタマイズ、多国籍人材チームのマネージャー、AZAREAを使った医薬システムの開発、世界最先端技術を活用した自動車システムの開発、さらにはPM兼任のセールス担当など、常に未経験の仕事に挑みつづけてきた。「おかげでいつも“いま”がいちばん成長できていると感じます」と笑う。
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