Interview社員紹介
国境を越え、立場を超えて、
学び合える仲間に
恵まれています。
Edhika Almi
日本語と英語で専門用語が飛び交う会議は、
ついていくだけでも大変でした。
―エディカさんは本当に日本語が上手ですよね。日本に来たキッカケは?

インドネシアの大学に通っていたのですが、その大学の姉妹校が日本にあり、奨学金プログラムを利用して留学生として来日しました。

―卒業したらインドネシアに帰ろうとは思わなかったのですか?

全然思わなかったですね。そのまま日本で就活しようと思い、IT企業の選考をいくつか受けました。CACは、知り合いの留学生に誘われて一緒に応募したんです。2人とも無事内定をもらって今は同期として働いています。

―今の部署にはいつ配属になったのですか?

最初は、社内システムをつくるプロジェクトにアサインされたんですが、1年目の途中で「こんなプロジェクトがあるけど興味ない?」と声をかけられたんです。それからずっと製薬系企業のシステムに携わっていますね。

―製薬会社のシステムには、どんなものがありますか?

有害事象の報告システムとか、市販後調査の進捗管理システムとか色々ありますよ。製薬会社は当局のルールにのっとって事業を行う必要があり、管理しなければいけないデータも膨大にある。システムがなければ事業が成立しません。
※医薬品の有効性・安全性の確認と、販売前の治験では得られなかった作用・副作用情報を集める調査

―医薬系のプロジェクトは、専門用語も多くて難しそうなイメージがありますが……。

まさにその通り!本当に大変です。しかも、大きな会議になるとアメリカやヨーロッパのスタッフも電話で参加されるんです。英語と日本語の両方で専門用語が飛び交う会議の内容を理解し、議事録にまとめるだけでも最初は一苦労でした。

自ら発言し、
役割を掴んだことが成長のキッカケになりました。
―現在はどのようなプロジェクトを担当していますか?

R&D関連システムの運用を担当しています。今ちょうどシステムの切り替えを進めていて、ベンダーから上がってきた設計書のレビューをしたり、そのシステムが切り替わることによる別のシステムへの影響を分析したりと、コンサルティングに近い仕事をしています。ベンダーとクライアントの間に立って、クライアントの課題を解決していくイメージです。

―ベンダーに依頼するのではなく、CACが開発を担当することもあるのですよね?

ゼロからシステムをつくる場合は、CACの社内で開発することもあります。そういうときは、私はお客様の立場でCACの開発チームとやり取りするんです。「無茶言ってすみませんが、よろしくお願いします!」と。

―バランス感覚が問われそうな役割ですね。

そうですね。お客様と開発側の両方の気持ちがわかるのは私だけですから。お客様の要望が大きすぎる場合は「さすがにそこまではできない」とお伝えしたり、逆になんとかクライアントの期待に応えるためにCACの開発チームに無茶をお願いしたりすることもあります。

―会議の内容を理解するだけでも大変とのことでしたが、どうやってクライアントの信頼を勝ち取ったのですか?

1年目のころは、会議で発言するのはいつも上司で、クライアントの相談も上司に直接行っていました。それがとても悔しくて。システムや医薬系の業務知識を勉強し、ある程度理解が深まったタイミングで「私からも発言していいでしょうか」と上司に相談したんです。そうしたら、「全然いいよ!もしズレてたらカバーするから」と言ってくださった。それからは、積極的に発言できるようになり、クライアントからの相談も増えてきました。あと、英語力も武器になったと思います。

―どんな場面で英語力が武器になりましたか?

海外のお客様との仕事では私が通訳を担当したので、自然と会話する機会が増えました。他にもグローバル大手の場合、業務の手順書が英語で書かれていることも多く「手順書にこう書いてありますよ」と、私からお客様にお伝えすることも多かったんです。そうした積み重ねが信頼につながったんじゃないでしょうか。

―それはすごいですね!

最近、自分でも成長を実感した出来事がありました。クライアント先のアメリカやオランダの現地スタッフと頻繁に電話でやり取りしていたんですが、そのスタッフがたまたま日本を訪れていたのでご挨拶に伺ったんです。そうしたら会う前のイメージとギャップがあったみたいで、すごく驚かれました。私が電話で堂々と話す内容を聞いて、バリバリのキャリアウーマンを想像していたみたいですね(笑)

部長と机を並べて、
アプリ開発について勉強しています。
―今後のキャリアビジョンを教えてください。

業務知識を勉強する機会は今も頻繁にあるので、次はIT技術をもっと高めていきたいですね。サービスエンジニアは自分で開発する機会はほぼありませんが、一般的な開発セオリーやインフラについての知識は必要です。それにプラスして、セキュリティやRPAの知識も高めたいと思っています。

―どんどん幅を広げていくイメージですね。

私は、エンジニアというよりITコンサルとして成長していきたいんです。たとえば、RPAに対する企業のニーズはすごく高いんですが、そのシステムを入れることで本当に生産性は上がるのか?費用に見合うだけの利益は上げられるのか?といった経営的な目線で考えなければ価値のある提案はできません。RPAに限らず自動化の方法はたくさんあるので、お客様の業務と紐づけながら最適な提案ができるようになりたいですね。

―自分でシステムを組むことはないですよね?IT技術はどうやって勉強しているのですか?

技術クラスタで学んでいます。クラウドプロダクトのクラスタでは、MicrosoftのPower Appsというツールを使ってアプリ開発に取り組んでいて、最終的には自分で何らかのRPAをつくりたいと思っています。
※技術クラスタとは

―他に、技術クラスタに所属していて良かったと感じることはありますか?

社内に人脈が広がるのはありがたいですね。普段接点を持つことのない人たちと話せるので、たとえばインフラについて何か知りたいときは「クラスタのあの人に聞いてみよう」とすぐに相談することができる。

―違う部署の社員が一緒に学び合うというのは、面白いですよね。

そうですね。部署も立場も超えて、一緒に学んでいます。私、クラスタではビジネステクノロジー部の部長と同じチームなんですよ。部長と机を並べて同じ立場で勉強したり議論したりできるというのは、すごく面白い。CACならではだと思います。

Profile
Edhika Almiエディカ アーミ
2015年新卒入社
医薬ビジネスユニット
医薬エンタープライズ第二部
インドネシア出身。2009年に留学生として来日し、大学院で国際バイオビジネスを学ぶ。これからの時代、IT技術の価値はますます高まるだろうと予測し、プログラミング経験はなかったがIT業界に飛び込んだ。入社後は医薬系のプロジェクトにアサインされ、サービスエンジニアとしてクライアントの情報システム部門のような役割を担当。日本はもちろんのことアメリカやヨーロッパの一流ビジネスパーソンと渡り合っている。
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