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藤井先生には、股関節外科を専門として人工関節や骨折の手術器具などを使う現場の医師としての立場から医療機器セールスマンやメーカーへの思いを語っていただきました。
「整形外科医と医療機器メーカーの関係を具体的に挙げていくと、インプラントや手術器械の供給、それらに関する最新情報の提供、学会などでの器械展示、外国人医師との接触の機会の提供、工場での見学会など多岐にわたります
。特に人工股関節等の手術件数は、日本に比べ英米が10倍以上に上ります。それらのビデオや手技書など、新しい情報をもたらしてくれるメーカーの存在は、股関節外科の進展に大きな意義を果たしてくれました。また、多くの手術を手掛けた外国人医師と討論する機会もメーカーおよびセールスマンを通じて得ることができます。彼らセールスマンもまた医療そのものの進化に大きく貢献してくれたと感謝しています。」
一方で藤井先生は「有用情報だけでなくマイナス情報、あるいは他社情報も含めた的確な助言も伝達してくれるセールスマンやメーカー」への思い入れも語られました。「医療技術を前進させるには、安全に関わる情報も不可欠です。かつて自社のメリットとは関係なく、最善の器械情報として他社のものを教えてくれたセールスマンがいました。私たち医者にとって、こうした信頼を持てる熱意ある存在が近くにいてくれることこそが財産なのです。ですから私は今もそのセールスマンを信じておつきあいを続けています」
IT化が進展する医療界において、例えば電子X線画像やそれらを加工できる作図ソフトの必要性、共通フォーマットによるテンプレートの電子化など、具体的要望も語って下さった藤井先生ですが、「何よりも今の医療関係者、特に医療機器関係者に望むこと」として強調されたのは、やはり「医療向上に寄せる熱意の高さと、それに勝るとも劣らないしっかりした知識」でした。「顧客満足度」というキーワードが盛んに語られる今、ツールやシステムを語る以前の前提としてまず持つべき心構えが「医療に対する誠実な熱意と確実な知識」だと教えて下さったのです。 |
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<PROFILE>
1955年11月8日生まれ。
1980年3月東北大学医学部卒業。1988年9月仙台赤十字病院整形外科副部長、
1991年8月東北大学医学部整形外科講師を務める。
1995年から1年間、英国ナフィールド整形外科センター留学、MKD
Benson先生の下で小児整形外科を学ぶ。
1999年4月国立仙台病院整形外科医長に就任、現在に至る。
肩書き:医学博士(1990年)
東北大学医学部非常勤講師(1999年〜)
学会役員など:日本整形外科学会会員、日本股関節学会評議員、日本小児股関節研究会幹事ほか |
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