CAC EVENT REPORT
CAC連結決算早期化セミナー
会場風景 経営環境が劇的に変わりつつあります。業種を問わず、スピードある経営判断と実行・検証力が問われ、透明性の高いマネジメントが求められているのです。連結決算の早期化と効率化は、こうした趨勢の中でも特に重要なテーマ。多面的で綿密な経営状況把握を高サイクルで行っていけるか否かが、企業の浮沈にダイレクトに関わってくるのです。では、経営戦略上、備えるべき仕組みは何か? 担当部門に求められるスキルは? システムが果たさねばならない機能とは? 今回は、CACがエーザイ株式会社様と共同で築き上げた連結決算データ収集ソリューション「CACoNpass」をベースに、連結決算早期化に成功した方々から、実質的ノウハウとドゥハウを提示していただきました。
各企業の経理部門ご担当の方々から絶大な注目を集めた連結決算早期化セミナー
【セミナープログラム】
基調講演 先進企業の事例から考察する連結決算早期化と連結経営管理の強化
事例紹介 連結決算早期化・効率化の取組み
連結決算早期化のシステム化ポイント
ソリューション概要 CAC連結決算データ収集ソリューション

基調講演
日本キャップジェミニ株式会社 シニアマネージャー 澤田和幸氏
先進企業の事例から考察する
連結決算早期化と連結経営管理の強化
日本キャップジェミニ株式会社
シニアマネジャー
 澤田 和幸
 連結決算への流れは必然だった
 グローバル化やニーズ多様化などを背景に、企業の経営は短サイクルで変化するようになりました。当然、もの言う投資家は投資判断に必要な情報開示をより細かく、短期間で知りたいと願います。海外投資家は日本の会計基準が国際基準と異なることや、開示情報が少ない点を指摘します。 証券取引所も国際競争力強化や透明性を強く訴え、何より経営者自身が目まぐるしく変わる経営状況をつぶさに把握する必要性を認識するようになったのです。つまり、様々な会計制度変革は多くの異なる立場からの声によって推進されてきたのです。
 なぜ日産自動車様は早期化に成功したのか
 とはいえ連結決算の早期化・効率化は容易な命題ではありません。では日産自動車様が経営改革の中で進めた取組みはどうだったのか? 成功要因は大きく分けて8つあります。
(1) ビジョンとゴール設定の共有化
(2) グループ全体でのプロジェクト体制
(3) プログラムマネジメントオフィスの重要性
(4) 社員の意識改革を重視したアプローチ
(5) システム導入におけるビジネスプロセス改善重視の姿勢
(6) インフラの統一の重要性
(7) 業務ルール・プロセスの標準化
(8) パートナー活用の重要性
 これらの多様な取組みを同時進行させた結果、月次にて単体決算5日、連結決算10日と言った高い目標を実現できたと考えます。また、経営判断の迅速化(スピード経営)の実現によって、日産自動車様のグループ価値が飛躍的に向上したと思います。企業価値向上のために必須であるスピード経営の実践をする上で決算の早期化は、重要な経営課題だと言えます。
●日本キャップジェミニ株式会社
キャップジェミニは、コンサルティング、テクノロジー、及びアウトソーシングサービスを提供する世界最大のコンサルティング及びITサービス会社の一つです。企業がテクノロジーを活用し、ビジネスで戦略的に成果を上げられるようお手伝いさせていただいています。約55,000名のコンサルタントが世界中でサービスを提供しています。

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事例紹介
エーザイ株式会社様 2003年11月、連結決算の効率化と早期開示をめざすエーザイ株式会社様では、「連結データ収集システム」が稼動を始めました。このプロジェクトには、CACがシステム化計画の段階から参画し、設計、開発、システムテスト、ユーザーサポートまでを担当しております。ここでは、エーザイ株式会社のご担当者様より、連結決算早期化・効率化への取組みをご紹介いただきました。
エーザイ株式会社 経理部 経理グループ 西嶋徹氏
連結決算早期化・
効率化の取組み
エーザイ株式会社
経理部 経理グループ
 西嶋 徹
 世界に37社のグループ企業を有し、グローバル化を急速に進めるエーザイは、連結決算ディスクローズを大胆に早め、経営実態分析・評価の迅速化をも目指して経営情報インフラの整備を開始しました。目標は、情報のレベルを落とさず、1ヵ月以内開示を実現する環境を構築することでした。
まず、エーザイ本社にはSAP社のR/3を導入しながら、決算業務のBPRも進め、このBPRに基づいたシステム改善検討を重ねました。一方、関係会社ではグローバルルールブックの策定やコード体系の標準化といったベース作りに着手。その上で本社同様BPRに基づいたシステム改善を図りました。R/3導入はセグメント情報やキャッシュフロー計算書の自動化で一定の効果につながりますが、それだけでは目標達成は困難です。そこで、連結データ収集システムとグループ内取引突合システムをCACと協同で構築していったのです。徹底してグループ内に仕組みを作り、それに最適化したシステムを構築することにより目標は達成されました。経理担当者に本来求められる分析力アップや新会計基準への対応といった人的向上にも集中でき、さらに高度な目標へ挑戦できる体制となっています。

エーザイ株式会社 システム企画部 高橋敏昭氏
連結決算早期化の
システム化ポイント
エーザイ株式会社
システム企画部
 高橋 敏昭
 エーザイでは連結決算の質的向上と効率化を主な目的として、2002年4月にSAP R/3(会計と生産管理)を導入しました。R/3導入後の第二ステップとして「連結決算とりまとめプロセス」に焦点を当てたシステム化を行ってきました。そして、連結決算をより早く・正確に行うために、各関係会社から連結用データを収集するプロセスについて見直しを行い「連結データ収集システム」として再構築し2003年11月に稼働させました。
 従来、各関係会社からの連結用データ収集は、各社とエーザイの間でExcelファイルを電子メールでやりとりしていました。提出データの質的向上をはかるとともに、本社での連結決算取りまとめ作業と関係会社でのデータ作成・提出作業の双方のワークロード削減を目標に、新システムの開発を行いました。
 CACとともに作り上げたシステムにより当社の連結決算取りまとめ業務がよりスムースになり、かつ得られるデータの質的向上を果たすことができました。

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ソリューション概要
株式会社シーエーシー 産業システムビジネスユニット 会計ソリューション構築センター 大沼裕之
CAC連結決算データ収集ソリューション
株式会社シーエーシー
産業システムビジネスユニット
会計ソリューション構築センター
 大沼 裕之
 多くの企業を悩ませている問題点の1つに個別FS送付&チェックのプロセスがあります。複数の関係会社が個別の会計システムを用いていた場合、かつてのエーザイ様のようにExcelファイルのメール送受信に頼らざるを得なくなりますが、それではデータ収集とエラーチェックだけで膨大な時間が費やされてしまい、決算担当者は本来の業務に専念できません。かといって、グループ全社の会計システムを統一するとなれば多額の投資が必要となります。「システム、ネットワーク環境の異なる状況でも機能する連結決算データ収集ソリューションはないのか?」との声が高まるも当然のことです。
 CACがエーザイ様との協業経験も通じて築き上げたソリューション「CACoNpass(シーエーコンパス)」は、こうした背景から生まれました。費用対効果に優れ、チェック作業にかかる負荷の削減により早期化を、データ収集オペレーションの半自動化により効率化を実現する「CACoNpass」ならば、月次決算や計画連結にも即時に対応できます。
●CACoNpass
グループ企業からの連結決算データの収集を、現状の仕組みを変えず、迅速かつ正確に実現するソリューション。連結決算データ収集ワークフローによりデータ状況を一元管理し、連結決算データ収集の手間とコストを大幅に削減する。

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このレポートに関する問合せ先:

真に価値ある情報化のために
株式会社シーエーシー